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この写真は昨年の春に、兵庫県神戸市に住む叔父が急逝した際に、近くの須磨海岸で撮りました。小学生の頃に釣りが大好きだった叔父に、連れて来てもらったこともある思い出の海岸です。

叔父は源平合戦で非業の死を遂げたと伝わる、平敦盛の供養塔の隣に「敦盛そば」という店を経営していました。戦後に叔父(養子)の叔父が、先代から引継ぎ、震災で一時休業するも、大河ドラマ「義経」で脚光を浴びたことをきっかけに営業を再開しました。その頃の店には瓶ビールが置いてあり、夏の日の夕方に、キリンクラシックラガーを二人の叔父と一緒に飲めたことも良い思い出です。

その叔父の叔父が平成25年に93歳で亡くなり、叔父が店を継ぎましたが、昨年の平成30年の3月に、75歳で急にこの世を去ってしまいました。叔父は生涯独身で、足に障害があったこともあり、妹である私の母が、時折群馬から通い、店の経理関係の手伝いなどをしていました。遺言書には二人の妹への感謝の気持ちと、叔父より相続した神戸市の土地への強い愛着が書いてありました。

母は遺言書の通り、敦盛そばの再開を試みました。しかしなかなか継いでくださる方が見つからず、困惑していたところ、今年6月の神戸新聞社の記事により、近くの須磨浦公園で老舗ホテル観光業を営む方が、叔父達の事を良く知っており、この12月より営業再開をしてくだることになりました。

二人の叔父さんへ、敦盛そばは守っていきますので、安心してください。

 

 

税理士法人真下経営 法人監査部 茂木

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